稚エビの生存率を上げる為に出来ること

水槽にシュリンプだけ買っている人は、それだけで生存率は高くなると思いますが、やはりシュリンプと熱帯魚やメダカなどの他の生物と一緒に飼っている人の方が多いと思います。

そこで、シュリンプが他の生物と共存しても繁殖できる環境について書こうと思います。

目次

孵化後の稚エビ

シュリンプの卵が孵化した後、稚エビは1mmくらい大きさで、水槽に放たれた後は生存競争に晒されます。

特に熱帯魚やメダカなどの魚と混泳している場合は、稚エビが喰われる可能性も高いです。

稚エビの生存率を上げるには出来るだけ、水槽内でシュリンプ単体で飼う事が望ましいです。

やはりメダカや熱帯魚も飼いたいと思う人が多いと思います。

シュリンプの稚エビはメダカや熱帯魚の格好の餌食です。

メダカの様子を見ていましたが、時々水草などを突っつき、稚エビがその際飛び出したらすかさず喰らいます。

混泳させる場合、100%守ることは出来ません。
ですが、工夫する事で生存率を上げることはできます。

我が家の水槽の環境

我が家の現在の水槽の環境は、

  • ミユキメダカ成魚25匹
  • オトシンクルス1匹
  • フネアマカイ1匹
  • ミナミヌマエビ系シュリンプ

※3年前の状況です。現在は…ミナミヌマエビ系シュリンプのみ。

ADAの水槽、幅45cmです。

ミユキメダカでちょっと過密状態ですが、世代交代を考えてこの状況になってます(^_^;)

そして本体水槽の横にサテライトを掛けて、水を循環させています。

上記の水槽環境を前提に稚エビの生存率を上げるためにした事をまとめます。

サテライトを繁殖用にする

サテライトは専ら繁殖用で、ミユキメダカの稚魚がある程度育つまでサテライトで育てているのと、

ミナミヌマエビ系シュリンプも、固定種を残す為に、抱卵間近なメスとオスのペアを入れてお見合いさせています。

シュリンプ孵化後も、稚エビがある程度育つまでサテライトで育成し、0.5mmくらいまで成長したら、本体の水槽に移しています。

サテライトもデメリットはある

注意して欲しいのが、私は敢えて固定種を残したい為に、サテライトでお見合いさせているので、

わざわざ狭いサテライトでシュリンプを繁殖させることについては、

返ってシュリンプをストレスに晒して、脱卵させる可能性も高い事を念頭に入れてください。

ミナミヌマエビ系シュリンプは、環境さえ合えばどんどん繁殖していきます。

固定種などにこだわりがないのならば、本体水槽で飼う方がストレスも少なく、育ちも早いです。

逆に産まれたばかりの稚エビを、サテライトに移してある程度の大きさになるまで育てて本体水槽に戻すのはありだと思います。

でも、サテライトが苔の付いていないキレイな状態だとちょっと厳しいかもしれません。

ウィローモスを入れておけば大丈夫かな…

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魚が混泳する水槽で孵化してしまった場合

もし、魚が混泳する水槽で稚エビが孵化してしまった場合で、どうしても稚エビを確実に育てたいという方は、

本体水槽で1匹1匹目視で稚エビを確認したら、稚エビの後ろからそっとお掃除クリーナー(スポイト系)で吸い取り、サテライトに移します。

これが中々骨の折れる仕事ですが、綺麗なボディーで産まれた稚エビを救いたいと思うならば、やるしかないでしょう…。

何度かやりましたが根気のいる作業です( ;´Д`)
頑張って捕獲しましょう。

稚エビの隠れ家を作る

本体水槽でそのまま稚エビを育てる方は、出来るだけ稚エビの隠れ場所を作る事が大切です。

熱帯魚やメダカが入り組めないように、長い水草とその根元にウィローモスを入れておけば完璧です。

稚エビと相性の良い水草

ズバリ、ウィローモスです。
これが沢山あればあるほど、隠れ家は多くなるので、メダカなどの天敵がいても生存率はグッと上がります。

[wpap service=”with” type=”detail” id=”B004HC653I” title=”スドー モスドーム S” search=”スドー モスドーム S”]

ただ、メダカにきちんと餌を与えないと、餌を探してウィローモスを突っつくので、その際稚エビが飛び出してしまうと捕食され、更にシュリンプにもストレスを与えてしまうことになります。

定期的に熱帯魚やメダカに水質を汚さない程度に餌を与える事も大事です。

稚エビの生存率を上げる餌

稚エビはある程度の大きさになるまで、ウィローモスの中から出てきません。

ある程度育つと、固形餌を食べに来たり、ソイルをツマツマしに出てきます。

では稚エビの餌は?

モスについた苔である程度育つのですが、私は成長を早めたり、卵巣を育てる為に、時々アルティメットバクターを付属のスプーン1杯入れています。

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粉なのでスプーンで水槽内を混ぜると全体に行き渡りやすく、これを上げるとシュリンプのツマツマ度が必死化してる気がしますw

これでウィローモスに隠れた稚エビにも餌が行き渡るので、成長率とグッと上がるはずです。

本体の水槽にいる稚エビの成長率が上がれば、早く身体が大きくなります。

伸び伸びと広い場所で育った稚エビと、サテライトで育てた稚エビの成長率を比較すると、本体水槽で育った稚エビは、サテライトで隔離していた稚エビよりも身体が1.5倍ほど大きかったです。

成長率に愕然とした差が出てビックリしました。

[box05 title=”稚エビの生存率を上げるまとめ”]
  • 隠れ家(ウィローモス)を増やす
  • サテライトで隔離してある程度の大きさまで育てる
  • 粉系の餌で成長を気長に待つ
[/box05]
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