シュリンプを飼う時、繁殖させたい!と思いつつも、何故か中々繁殖しないという方はいないでしょうか?
本来ならミナミヌマ系シュリンプは、シュリンプの中でも繁殖しやすいのです。
では何故繁殖しないのか、1つ1つ原因をまとめたいと思います。
シュリンプにストレスかけるNG行為
おそらく繁殖しない最大原因は、アクアリウム初心者にありがちな、つい水槽をいじりたくなってしまう病です。
水槽いじりが返ってシュリンプにストレスを与えていると言うことはご存知でしょうか?
- 水槽をこまめに掃除し過ぎる
- 水槽の水を頻繁に取り替える
- シュリンプに良いと言われる物を片っ端から試して入れまくる
- 色んな種類の餌を試しやりする
- 水質を変える
- 熱帯魚など他の生体を入れる
上記の事、していませんか?
私もシュリンプを飼った当初は、色々試しました。
繁殖の気持ちが先立ってしまい、必要以上に水槽に手を出してしまうんですよね。
それが返ってシュリンプにストレスを与えている事も知らずに…。
3年間水槽を放置した事でわかった事
3年前に転勤で水槽を自宅に置いてきてから、水槽をいじりたくなってしまう行為が如何にシュリンプにストレスを与えてきたか?を悟りました。
3年間水槽を放置して、ヒーターも火災の懸念から付けず、水槽の底掃除もせず、フィルターも換えていない状態です。
両親には、水が減ったら水を追加してもらう、藻が張ったら取り除いてもらう程度です。
シュリンプ、生きてます。
本来なら放置しても生きていける生命力があるんです。
自然に生きていけるシュリンプが人の手で生かされている状態になると、生命力というのは弱まるというのを実感しました。
人が必要以上に手を入れなければ、シュリンプはストレスからかなり解放されることが分かりました。
もちろん、3年間ずっと同じ血統で繁殖し、かなり血が濃くなっているので、減っているのは否めません。
これは自然の摂理なのでしょうがないです。
シュリンプ単体で飼ってストレスを減らす
シュリンプ以外の他の生体を飼わないのが、シュリンプへのストレスを最終的に1番減らせます。
稚エビを食らうメダカや熱帯魚などの捕食者がいると、ストレスが2、3倍となります。
また、魚を飼うとやはり水の汚れが急激に増えますから、底掃除をする為に人の手を入れる回数も増えます。
それによってシュリンプのストレスも増えていきます。
他の生体を飼わなければ、水質が極端に悪くなるという事がなくなります。
底掃除の頻度も減り、水を入れ替えるくらいになるので、ほぼ水槽をいじる必要がなくなります。
底掃除は月一で、水は週一で1/4入れ替えれば良いのではないでしょうか。
現に底掃除せず3年経った水槽には、今も生きているシュリンプがいます。
転勤した後、直ぐにメダカは全滅してしまったので、底が汚れる頻度が激減した結果なのだと思います。
水槽の水質を頻繁に替えるのはNG
シュリンプに良いと言われる、市販の栄養剤がかなり豊富に存在し、どれを選んだら良いか分からない、試しながら試行錯誤をする人がいると思います。
カルシウム添加、バクテリア添加、様々な水質を調整する液体が売られていると思います。
アマゾンや楽天のレビューを見て、評価の高いものを…と色々購入して、色んな種類の商品を試したりすると、返って水質が変わり、シュリンプにストレスを与えてしまう事があります。
コレ!と決めたら、もうずっと使い続け、一定以上の添加をしないという選択も必要なんじゃないかなと思いました。
※ただし夏の水温上昇の影響で水質バランスを崩した場合は、毎日水の入れ替えをしないと悪化していきます。
迷ったらシュリンプ専門店の店長さんに聞くのがベスト
1番良いのは、シュリンプ専門店で店長さんと親しくなり、水槽の水質作りで何を使っているか?を聞く事です。
今時通販でも買えるのに、リアル店舗まで行くのは面倒だよって、多くの人は思うかもしれません。
でも、素人がプロに貴重なお話を聞けるチャンスなんです。
ネットの情報に騙されない為に
ネットには情報が溢れすぎています。
そして、情報が溢れているからこそ、その情報に騙される人も多くいます。
色々シュリンプ関係のサイトを見ますが、写真は通販サイトのものを多用していて、実際には他サイトから情報を盗んでまとめていて、飼っていないんじゃないか疑惑のサイトがいくつかありました。
IT関係にいるので、職業柄その差を見極めることが出来てしまうので、その情報に騙されてしまう素人さんが居ることを危惧しています。
そうした背景をみると、やはり経験豊富なシュリンプ専門店の店長さんに聞くのが1番確実です。
他のブリーダーさんからの情報収集も欠かしていないので、お話ししていて初心者にとっては本当に参考になりました。
そして、お話が参考になったら、お礼にそのお店で商品を買ってください。
我が家はADAの商品を扱っているブループラネットさんの店長さんと仲良くなりました。
ADAの商品を注文してくれるお店で、近くにあるイタリアンのお店に寄る事も多く、かなりの頻度で顔を出してました。
お店に入ると大きい水槽にアクアリウムを仕込んでいる店長さんと色々お話しながら、お勉強しました。
時々店長さんから「めちゃくちゃ珍しいものが入荷しましたよ!」と教えてくれて、「袋をあげて見ても良いですよ」と言われましたが、あまりの高額さに触る事ができませんでしたが(^_^;)
そういう貴重な体験もできます。
2〜3年周期の転勤族なので、お店でお高いシュリンプや生体を飼うことは出来ず大変申し訳ないのですが、旦那がアクアリウムをADAでやりたいというのがあって、ADA製品を色々購入しました。
水質に悩んでいた時に、最初にバイオカルチャーシリーズ(1000・2000・SMW・TV3000) の2000を勧められた後、シュリンプの脱皮不全から水質検査をして、水質にミネラルやカルシウムが足りないと分かり、バイオカルチャーシリーズのSMWを買いました。
店長さんは「この手のものは怪しいものが溢れているから…」と言われ、我が家は基本的にブループラネットさんのお店に置いてある物しか買いませんでした。
他にはシュリンプの脱皮不全を防ぐ為に、シラクラのシラクラ シュリンプミネラル カルシウムプラス。
シュリンプの餌用にアルティメットバクターを入れてました。
通販のレビューを元に飼うのも良いですが、やはりプロから聞くという事が1番大事です。
転勤から戻ったので、またブループラネットさんに顔を出しに行く予定です!
覚えていてくれると良いなぁ〜!
色んな餌を試しやりする
シュリンプの餌もこれまたネット通販に溢れていて、どれを上げれば良いか分からなかったりします。
我が家もcharm 楽天市場店で色んな餌が試せる安いセットを試して、どれが良いのかを決めようと思ったのですが、結局はメダカの餌やプレコの餌の方に食いついて、シュリンプ用に買った餌はどれも食いつきが悪くなってしまって、結局お金の無駄となりました💧
ブループラネットの店長さんからは、ほうれん草の茹でたものや、ブロッコリーの芯が良いと言われましたが、無農薬でないと危険と言われたので、残留農薬で痛い目にあった経緯から試せずにいます。
我が家は当時メダカとオトシンクルスを買っていたのですが、このメダカとオトシンクルスの餌が、シュリンプ専門の餌より物凄く食いつきが良く、栄養も豊富な為、直ぐに繁殖可能なメスが増えました。
- メダカの餌は「スドー 特撰メダカの餌」
- オトシンクルスの餌は「キョーリン ひかりクレスト プレコ」
次もこの餌を買ってあげようと思っています。
あとは週一程度でアルティメットバクターを入れておけば良い感じです。
ストレスは繁殖の敵
シュリンプの繁殖において、ストレスが1番敵だという事です。
せっかく抱卵しても、メスのシュリンプがストレスで卵を育てられないと判断した場合、脱卵してしまうこともあります。
この辺は人もシュリンプも同じです…。
私も経験しましたが、妊娠したいと病院で薬や注射を打ち、妊娠したいのに医療行為がストレスで全く妊娠しませんでした。
しばらく病院を通うのをやめて、もう諦め半分でいた時に自然妊娠。
はっきり言って、ストレスは天敵です。
如何にシュリンプにストレスを与えないかが繁殖の鍵となります。
シュリンプを繁殖する為のまとめ
シュリンプを飼う初心者は、あれこれと試してしまいがちですが、それが返ってシュリンプにストレスを与えてしまい、繁殖しにくくなってしまいます。
何を最低限買えばベストなのか?を、シュリンプ専門店に聞いてみましょう。
結局はプロに聞くのが1番です!
私のブログはほぼ店長さんのアドバイスに沿った形でまとめています。
問題が起きたら、水質検査をして店長さんに聞き、何が必要かをアドバイスされて商品を購入しています。
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